谷中と上野桜木

現在は職場との利便性もあって神楽坂に住んでいるが、
仕事が落ち着くようになったら、谷中あたりに住みたいとも思っている。
寺と緑の多い落ち着いた町並みと、坂のある風景。
坂というのは生活上不便なこともあるかもしれないが、海抜0メートル地帯で育った身に
とっては、坂を上り下りするときの景色の変化にはいつでもいささか興奮するところがある。
いまのところ毎日坂を上り下りしているが、しんどいと思ったことはない。
まあ、神楽坂も谷中もあまり自転車向きの街ではないが。

いわゆる谷根千は、週末ともなると神楽坂と同じく観光客で人通りが多くなるが、
それだけ街に魅力があるということだろう。
私も時折週末にでかけて、「観光客」している。
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前から変わらない左の家屋が、なにかの工房になっていた。
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朝倉彫塑館裏
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前はゆうやけだんだんや隣の駐車場でくつろいでいることの多かった猫たちが、
駐車場にマンションができたせいか坂上の飲食店前にねそべっていて、
皆の格好の被写体になっていた。
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「だんだん」入り口の角に移転した竹細工屋跡のボンサイ?たち。
よくみるとたわしがあったりプラスチックの台の上に簾をかけていたりもするのだが、
それほど念入りには手入れされていなさそうな鉢といい、少し脱力した統一感が面白い。

その後、いつもは通らない道をと思って歩いていたら、言問通りに出た。
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道なりに鴬谷方面に向かって、上野桜木のイナムラショウゾウに人が並んでいない(!)
のをみたとき、既に和菓子もいくつか買っていたのに関わらず、思わず店に入ってしまった。
いつも店の外に溢れ出している長蛇の列にへこんで、
気になりながらもケーキを買ったことはなかったのだが。
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たぶんメディアへの露出度がかなり高い定番、苺のロールケーキ。
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キャラメルマカロン。キャラメル好きには外せない。
もちろんどちらも、予想に違わずおいしかった。
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言問通りを少し外れて歩いていたら、古そうなトンネルに行き当たった。
京成線が上野方面から日暮里で上がってくる出口。
聖地である上野の山の下にもぐるので「東薹門」(とうだいもん)としたのか。
昭和8年と記されている。
この後京成線は、日暮里駅に向けてJRの線路を飛び越えてダイナミックに上って行く。
それにしてもトンネル上の民家は、かなりの騒音と振動をうけるのではないだろうか。
私が現在住んでいるところも地下鉄が敷地脇を通って行くが、日によって下からあきらかに
ごおーっという音がわき上がってくる。
このトンネルの出入り口も、電車がくるまでかなり長い間音が響いてくるし
スカイライナーやら普通、快速までいろいろ走らせている京成電車の騒音は、
相当なものではないだろうか。
トンネルのほうがかなり古くて、民家のほうが後から建った感じだが、慣れてしまうものか。

私はいわゆる「鉄子」ではないが、少し京成電鉄に興味を持ったのでWIKIで調べたら、
一時は薬品まで作っていた、私鉄の多角経営も多角経営な会社で、
数十年前に多額の投資がたたって経営危機に陥りながらもみごとに復活した会社のようだ。
私にとっての京成は生まれて数年その沿線で過ごした街であり、京成が経営していた
やつ遊園だが、今では東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドの筆頭株主でもある。
会社としてのしぶとさといい、行商専用車両を設けているところといい、なにか東京東部や千葉の
土臭さ(失礼!)を感じさせるところは東京西方面の私鉄とはなにか異なる気がした。
もっとも東京西部でも、畑用のし尿を運んでいた鉄道もあったようだが...
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by kasarakuka | 2009-07-05 13:57 | 谷中、根津、千駄木
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